読書: 地獄の楽しみ方 京極夏彦

言葉はそもそも、デジタルで不完全なもの。ゆえにあらゆる読書は(特に小説は)誤読である。言葉が生み出す概念、例えば勝ち負け、も言葉の問題であって、そんなものはゲームに参加するから生じる概念であって、普遍的にあるわけではない。
と言う話から、スポーツ(余暇運動)と勉強の勝ち負けの話にあるんだけど、「楽しめばいいのだ」と言う点で、先日読んだ為末選手の本につながるから面白い。
 
- 世の中には、いいことなんか何もないですよ、地獄ですね。
  でも面白いんです。地獄だって面白がれば面白いんです。 79ページ

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