読書:「遊ぶ」が勝ち 為末大

ホイジンガの「ホモ・ルーデンス」の視点から、自分の人生、生活、コミュニケーション、スポーツを考察した本。アスリートにとっての「ゾーン」や「フロー状態」というのが遊びと密接な関わりがあることは、小さい頃の砂場遊びを思い出すと用意に想像できる。
『スポーツの競技会はいわばお祭りだ。「僕はこんなに早いんだぞ」という見せびらかしごっこのような側面もある。日本でも、こんな感覚でスポーツを無邪気に楽しむ文化が醸成できたらいいと思う。世界的に見て、日本はスポーツをする30代以上が少ない。勝ち負けと関係のないスポーツの種類も足りない。』 66ページ
そういう意味では、マラソントライアスロン、自転車などにはまる中高年が増えることは、良いことだと思うね。
遊び・フロー・ゾーン・・・「無邪気」というのが、一つの重要なワードかもしれない。